ヤンチャだった職人が10年のブランクを経て塗装会社を設立

塗装職人が立ち上げた株式会社ツバケン

塗装職人の西野亨さんは、魂で仕事をする人間だ。「気持ちの入っていない経営者や職人とは仕事しない!」という熱い想いを持っている。

若い頃はヤンチャで塗装業を一度離れたこともあったが、約10年のブランクを経て塗装職人に復帰。すると結婚を機に独立し、塗装工事、防水工事、シーリング工事などを手掛ける株式会社ツバケンを立ち上げた。

ツバケンは今年で開業5年目。神奈川県厚木市を拠点に塗装業を展開し、すでに地域で有数の塗装業者に成長している。

そんなツバケンの代表を務める塗装職人の西野さんに、ご自身の過去の経歴や、塗装工という仕事への考え方について聞いてきた。

AZABUグループに加盟する塗装会社

西野亨(にしの・りょう) / 株式会社ツバケン / シーリング工事(工事のみ) | 防水工事(工事のみ) | 塗装工事(工事のみ)
西野亨(にしの・りょう) / 株式会社ツバケン / シーリング工事(工事のみ) | 防水工事(工事のみ) | 塗装工事(工事のみ)

–ツバケンの仕事内容は?

西野亨(以下、西野) 塗装工事が中心ですが、リフォーム工事を請けることもあります。チラシなどで集客して、戸建て住宅の塗装から修繕までやっています。どちらかと言うと、戸建ての施工、建物外部への工事を請けることが多いですが、基本的には、お客様が求めているものは全部相談に乗っています。

現在のツバケンの運営体制は職人4人、事務員1人。AZABUグループにも加盟しています。AZABUグループというのは、全国展開している塗装業者のグループの屋号で、多くの塗装会社がその名前を借りて仕事をしています。

特に契約金を払って参加するものではありませんが、AZABUグループに入っていることで、塗料を安く仕入れられたり、コンペでの強みになったりするような恩恵もあるんです。

–ツバケンの仕事の強みとは?

西野 お客様へのサービスにかける情熱ならどこにも負けません。ツバケンのお客様もそこを信頼してくれていると思います。

塗装というのは相見積もりを取りやすい業種です。価格は決して安くはないですが、高すぎるわけでもない。そのため、お客様は金額と施工方法をものすごく気にします。

でも、塗装というのは施工から何年も経たないとその効果がわからないので、私たちはいかに信頼されるかが大事なんです。

塗装職人としてのブランクと独立

–西野さんの塗装職人としてのキャリアは?

西野 10代で塗装の仕事を始めて、18歳で役職をもらって、自分の下にも何人か付くようになりました。しかし20歳で一度、この業界を離れました。まだ若くてヤンチャだったので、社会に合わなかったんです(笑)。

でも、辞めた後の生活がつまらなくなって、30歳でまた塗装業界に戻りました。まっとうに生きようと思った時に、塗装屋しか知らなかったので、腹を決めて塗装屋をやることにしたんです。

ブランクが10年あったので、戻った当初は自分が思ったようには塗れなくなっていて悔しかったですね。日当8000円くらいでのリスタート。でも負けず嫌いなので、人の倍は努力してその壁をぶち抜きましたね。そのまま終われないじゃないですか。18歳くらいには工事主任とかだったのに。

その後、独立して今5年目です。独立のきっかけは結婚でした。当時の月収で家庭を持つと、金銭的に辛いことはわかっていたので、「日当を2000円上げられますか?」と会社の社長に聞いたんです。すると、できないと言われたので、もともと3年くらいで独立するつもりでしたが、予定よりも1年早く独立しました。

–独立によって状況を変えられた?

西野 通の塗装工だと、日当1.8万円くらいが妥当だと思いますけど、私は自分の技術に自信があったので日当2万円にしました。それでも、すぐ発注していただいた工事業者の方から、2万円じゃもったいない、と請負工事もいただけるようになりました。

仕事では「仲間意識」を大切にする

「仲間意識」の大切さを語る株式会社ツバケン代表・西野さん

–仕事の上で大切にしていることは?

西野 「仕事には厳しく」がモットーです。私は気合の入ってない経営者や職人とは仕事をしないようにしています。職人ってコミュニケーション下手なので、現場でミスがあってもへらへらしていたりするんですよね、それでお客様を怒らせてしまうこともあります。

仮にミスを起こしてしまっても、きちんと謝って誠意を示したら、逆にお客さんも信頼してくれて、追加で発注くれたりすることもある。社会人として謝れないとか、怒られてすねるとかはありえません。

特に塗装は最初と最後が肝心なので、お客様を大切にできる職人や業者さんと仲間になりたいです。

–西野さんの信念の強さは昔からですか?

西野 子供のころからヤンチャで、自己顕示欲の塊だったし、辛いことも好きじゃないから逃げたり。結局、何者にもなれてなくて、一時は道を外れてしまったこともありました。

だからこそ、芯は通したいなと。でも、人に舐められたくないし、指図されたくないっていう本質は、変わってないですね(笑)。

–他にも大切にしていることはありますか?

西野 「仲間意識」ですね。それが自分の強みだと思っています。良い業者がいれば、全部周りの人に紹介して仕事を繋いで、見返りも求めない間柄になります。自分がやられて嫌なことは、しないスタンスです。自分が困ったときに助けてくれる仲間が増えたというだけで、こちらもありがたいですから。

–仲間になった人、ならなかった人、どういう線引きでしたか?

西野 私は合わない部分などは直接言っちゃタイプなので、相手からそう思われることはあるかもしれないけど、私から「受け付けないなこの人」っていうのはあまりいないです。

ビジネスって「一緒に仲間意識を持って」というところから始まると思っているので。酒の場とかでしゃべって、何クッションか入れることも大事。そこで経営者がどんな人間か、どんな会社かも大体わかりますよ。

–今後、建設業界でやってみたいことは?

西野 あまり高望みはしていなくて、目の前のものを頑張るっていうスタンスです。基本せっかちなので、やってみたいことはもうやっています(笑)。

私にはブランクがある分、人の倍は頑張らないといけないと思ってますね。性格上、自分より先に経営していた人は「超えたいな」とも。「ブランクがあっても、俺の方がやれるぞ」って(笑)。

企業情報

社名/株式会社ツバケン

https://sustina.me/company/653671

本社所在地/神奈川県厚木市三田南3-1022

自社請け可能職種/シーリング工事(工事のみ) | 防水工事(工事のみ) | 塗装工事(工事のみ)

対応可能エリア/埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 | 静岡県


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