「ウチは相場より高い」建築設備サービスをワンストップで手掛けるコンフォルトの強みとは?

協力会社を選ぶときの判断基準とは?

株式会社コンフォルトは、空調工事と電気設備の設計・施工管理をメインに手掛けている東京都港区の会社。

診断から設計、施工まで、建築設備全体のサービスをワンストップで提供しているため、クライアントから発注コストを抑えられると評価は高い。

設計4人、施工管理9人の小さな会社だが、ホテルや商業施設などの大規模案件をはじめ、年間200件ほどの工事案件を抱え、つねに協力会社を探している状況だ。

「約30社の協力会社と付き合っているが、まだまだ職人が足りない」と代表取締役・米本俊一(よねもと・しゅんいち)さんは嘆く。

コンフォルトは協力会社を選ぶとき、どのような判断基準を持っているのか、契約方法や求める職人像などについて、米本さんに話を伺ってきた。

大規模な空調・電気設備の改修工事がメイン

米本俊一(よねもと・しゅんいち) / 株式会社コンフォルト / 内装一式工事 | 設備一式工事(資材のみ)

——まずは、米本さん自身の経歴を簡単に教えてください。

米本俊一(以下、米本) 18歳から同業の電気、空調サブコンで契約社員として施工管理をしていました。その後、30代半ばで親父が経営していた今の会社を継いでいます。

ただ、その当時は親父と社員一人だけの会社だったので、今の体制はほとんど自分で作り上げました。

——コンフォルトは今、どんな工事を請けていますか?

米本 ほぼ改修工事です。大規模な空調・電気設備の改修工事がメインで、少額の工事だと3万円ぐらい。高額の工事になると6億円と幅広いです。

個人宅の空調工事などの小さな工事は、積極的には受注しているわけではなく、個人的なつながりや付き合いで請けています。個人宅の工事は基本的にはやっていません。

大きい工事案件だと例えば、2万平米の倉庫の工事を手掛けています。ただ、うちはメンテナンス案件はやってないので、あくまで改修工事が中心です。

——工事の受注方法は?

米本 基本的にはリピートのお客さんの仕事が多いです。オフィスビルなどの大きな工事案件だと年単位で計画的にやることが多いので、特にリピートの仕事が増える傾向があります。

新規のお客さんについても、リピーターの方からの紹介が多いです。あとは、自分が空調サブコンに勤めていた頃の知り合いから紹介してもらう仕事も多少あります。

東京だけじゃなく、九州などでも仕事させてもらっていますが、現場は地方でも、基本的には本社が東京の会社からの依頼です。

施工については協力会社さんにお願いしていて、今は小さい会社から大きいところまで30社くらいとお付き合いしています。しかし、それでも職人が不足しているので、常に協力会社を探している状況です。

「着手金を先に渡す」協力会社の選択基準・契約方法

協力会社の選択基準・契約方法について語る空調工事と電気設備の設計・施工管理会社、株式会社コンフォルトの米本俊一さん

——協力会社から付き合いたいという申し出があった場合、判断基準はありますか?

米本 基本的には、金額や対応可能な工種か、という条件面です。年間200件程度の工事をやっていて、全部の案件は私も見れないので、実際に職人を選ぶのは施工管理の社員に任せています。

ただ、1億円以上の規模が大きい工事案件については、自分も入って見ています。

——協力会社との契約方法は?

米本 仕事をお願いする職人さんとは契約書を交わすようにしています。発注書も出させていただいてますね。1人工だと出さない場合もありますが、そこはきちんと説明して理解してもらっています。

他にも新規の協力会社さんの場合は、着手金を先にお渡しすることで、少しでも協力会社さんにうちを信頼してもらえるようにしています。

協力会社を建設業者マッチングサイトで探す

——協力会社はどのように探していますか?

米本 すごく職人が不足しているので、いつも協力会社を探していますが、たとえば、クラフトバンクという建設業者のマッチングサイトは知り合いに薦められて使っています。

でも逆に、クラフトバンクに登録したら、うちに見積依頼してきた会社さんもありました。コンフォルトの建築設備設計は料金相場からすると高いはずなのですが、どこかで安い工事会社に依頼してトラブルが起きて、困ってうちに頼んでくる場合もあるみたいですね。

——相場より高いと明言して大丈夫ですか?(笑)

米本 ええ、コンフォルトの場合、職人さんなら誰がやってもできるレベルまで落とし込んだ図面を書いて工事するので、そのぶん相場より安くならないことが多いですよね。

中には図面を描かず、設計図だけで工事する会社さんも多いですが、うちが施工管理する現場では、図面(施工図)まで落とし込むので、どんな職人さんでも施工できるような状態にしています。

——ご自身が施工管理をやっていた頃は、どういう職人を選んでいましたか?

米本 図面通りにやってくれる方ですね。アレンジしない職人が良かったです。準備した設計図には自信があったので。

なおかつ、何時までかかるという見立てより早く終わる人のほうがもっと良いですね。前もって長めに見積もってくれる人のほうが安心して進行できました。

施工管理は経験が命。サブコン経験者を採用したい

採用について語る空調工事と電気設備の設計・施工管理会社、株式会社コンフォルトの米本俊一さん

——今抱えている経営課題はありますか?

米本 人が育つのに時間かかることですね。人によって育ち方が違うし、施工管理は覚えることがたくさんある職業なので。

研修・講習などを会社で実施して、難しい案件は私が直接チェックしたり、図面も見たりしています。ただ、教育や指導をきちんとすると良い反面、「わからないので」と言って、私にやってもらおうと思ってしまう社員も出てきてしまうので、その塩梅は難しいです。

ある程度考えてから持ってきてもらわないと、成長につながりません。ただ、こればかりは失敗しながら、経験を積んでいくことしかないと思います。

中途採用でいうと、スキルのあるサブコン経験者とか、実力者を採用できる会社になりたいなという気持ちはあります。

——今後の目標は?

米本 実は、あんまりないんです。事業拡大も特に積極的ではないですよ(笑)。

本当は、社員もあまりたくさんは増やしたくはなかったんですけど、案件が増えて、社員1人1人への負担が大きくなってしまったので増やさざるを得なくなっています。

基本的には、回せる仕事の量を増やすには、今いる社員に優秀な人材になってもらうか、優秀な人を採用するかだと思っています。

[企業情報]

社名: 株式会社コンフォルト

本社所在地:東京都港区芝浦3-20-6 NTMビル5階

事業内容: 電気、 給排水、 空調・エアコン、 給排気・ダクト、 管工事施工管理

メンバーページ:https://sustina.me/company/659626


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