内装工事の見積をもらう時のコツは?納期は2~3週間が目安!
基本的に、内装工事を行う際は、事前に希望を伝えて現地調査してもらい、先にいくらくらいかかりそうか、見積を出してもらうことが一般的です。
水回りの移設など、工事の内容によっては床をはがしてみないと実現可能かわからない場合も。
内装工事は今ある建物に対して工事を行うため、払った分の金額に対して決まったサービスを受けられるようなものではありません。発注側と受注側でコミュニケーションを取りつつ、現場を作り上げていかなければいけないのです。
なので、内装工事会社を決める時は施工実績や会社のHPを見て、
- 自分のイメージに近い施工経験があるか?
- コミュニケーションがきちんと取れそうか?
を判断しましょう。
そのあと、良さそうだと思った工事会社に、現地調査を頼んで見積をもらうと良いでしょう。
現地調査による工事見積は、有料の場合もありますし、無料の場合もあります。どちらにせよ職人さんの工数・時間がかかるものですから、見積が有料だからここには頼まない、と決めつけないことがおすすめ。
また、なるべく安くしたいのであれば、見積を頼む場合も、工事を頼む場合も、納期に余裕を持たせることが重要です。
時間がなくなればその分、職人さんや設計士さんを集めるための費用がかさみます。
現地調査の場合、調査が十分にできないことで初期の計画に予想と違う点が出てきて、工事に手戻りが発生するリスクさえあることも。
現地調査の見積の場合でも、2~3週間は余裕を持っておくと良いでしょう。
内装工事の求人を出すには、見積希望・請負予算・1人工予算のいずれかを選択する

クラフトバンクでは、内装工事で協力が必要な専門工種などの業者を募集する企業(発注側)が募集情報を掲載し、その内容を閲覧した対応可能な職人企業(受注側)が問合せや応募を行います(内装に限らず他の工事も同様です)。
その際、価格の項目で受注側(ここでは内装工事の企業)に支払う「1人工」・「請負金額」、または受注側からその内装工事に対する「見積希望」(見積の提出を求める)の3つから記載内容を選ばなくてはなりません(1人工や請負予算を選択した場合は、金額の記入も必要です)。
内装工事の求人は見積希望が全体の半分を占める!
本記事では2018年から現在までの内装工事の求人募集の「見積希望・1人工・請負予算」の選択の内訳と、それぞれのマッチングにおける問合せ(応募希望)の集まり方に着目します。

すると、この3者の割合は内装工事の求人総数に対して見積希望=50パーセント、1人工予算=35パーセント、請負予算=15パーセントとなっていました。
募集の掲載期間の長さを見る限り、内装工事の案件については1人工予算や請負予算を掲載している求人の方が期間が短めで、協力業者の必要度合いが高い様子。見積希望を選んでいる募集については1人工・請負予算同様に急ぎの案件に見えるものと、新規取引先を募るための長期間募集が同居していました。
問合せ数には大きな差!見積希望が問合せを得やすい!?
見積希望・1人工予算・請負予算それぞれの問合せ率には大きな開きが生まれました。見積希望は総案件に対して243パーセント増しの問合せ、つまり平均すると1件の求人募集に対して2.43件の問合せが寄せられるということです。
請負予算の求人に対しては、136パーセント増しの問合せ、1求人平均だと1.36問合せとなりました。一方で1人工予算の求人については、案件数の45パーセントほどの問合せに止まりました。
協力業者募集の急務度合いなどによって、案件登録の記入のしかたにも違いはあると思いますが、これから内装工事の求人を掲載することを検討している企業はこうしたデータも参考にしてみると良いかと思われます。
内装工事の見積希望であっても、そのほかの形式であったとしても、案件の内容はあくまでわかりやすく、かつ丁寧なものでないことには、ネット上からゼロスタートのやり取りを進めていく上で芳しい結果を得にくいのも事実です。
掲載内容の書き方については、下記の記事を参考にしてみてください。